STAFF INTERVIEW社員インタビュー

INTERVIEW 04

弊社の強みは
インラインシステムであり
それを操るノウハウでも
あると思う

川越工場 技術課
山内係長

高品質を維持するポイントは、事前準備にあります

私は「インラインフィニッシュ」という印刷のあり方そのものを変えてしまう画期的なシステムをコントロールするポジションを担っています。いままで別工程で印刷・加工・製本をやっていましたが、ひとつのラインで一貫して最後まで完了できるのがこのシステムの魅力です。 印刷した後、そのままの流れで複数の加工を組み合わせて、圧着チラシや封筒付きリーフレット、ポップアップやリーフレット+(プラス)などさまざまな印刷物を製造することができます。

インラインの案件は印刷の品質は当然ながら、複雑な加工の精度までも要求されます。オフセット輪転機なので、ものすごいスピードで流れ、それを保ったまま複数の加工を施しつつも品質を担保することは非常に難しい作業です。
さらに製造部数は数百万枚になることもあり、季節によって糊の付き具合が異なるなど案件ごとに細かい調整が必要です。それを1枚目から数百万枚目となる最後まで均一のクオリティに仕上げるには、細心の注意を払って進行する必要があります。

しかし私たちには、これまでにインラインで製造した多くの印刷物を世に送り出してきた実績があり、それに裏打ちされた膨大なデータとノウハウがあります。これを基に、さまざまな案件を進行する上で重要になってくるのは、事前準備に時間を割くことです。高速でありながらもより良い品質を維持することにおいて、それは非常に大事なポイントであるからです。

探求心を持つことが、良い製品を製造し続ける秘訣だと思います

私はモノづくりをする者として探求心をもって取り組んでおり、さらに情報を積み上げ、アップデートさせ、より良い製品を製造し続けることを常に心掛けています。それにより新たな仕様でも柔軟に対応できますし、インラインの可能性を感じられ、発展性を見出せるとも思っています。
実際にこのシステムが超高速で稼働しているところを見ていただきますと、そのスピードとスケールのでかさに圧倒されるかと思います。ロール状になっている用紙が、印刷と加工のラインを上下にうねりながら進むその姿はまるで「大蛇」のようです。それを自在に操ることができるノウハウがあることは、弊社の強みであると思います。